当協会会員浅居教授(近大)が、和歌山地域図書館協議会フォーラムにて講演を行いました
2017.07.09
平成29年7月9日(日)に開催された、和歌山地域図書館協議会主催の「和歌山地域図書館協議会フォーラム」にて、当協会の正会員である 浅居正充教授(近畿大学生物理工学部)が講演を行いました。
講演テーマは「電磁波分野の発展途上の研究」。第一講『「透明人間」は可能か?』、第二講『電波で?再生可能エネルギー』で、海洋インバースダムに関して講演されました。来館された一般の方及び、図書館関係者の方、計40名が聴講されました。
一般の方からも熱心なご質問・ご意見をいただき、大変関心を持っていただくことができました。
開催概要
講師:浅居 正充氏(近畿大学生物理工学部図書館長)
主催:和歌山地域図書館協議会(幹事館:和歌山大学図書館)
日時:平成29年7月9日(日) 午後1時30分~午後4時
場所:和歌山大学松下会館(和歌山市西高松1-7-20)
第一講:「透明人間」は可能か?~電磁波分野の発展途上の研究(1)~
我々が物を見るとき、光(可視光)を用いて見ます。もし、この光を自在に捻じ曲げることができれば、ものの見え方も自在に変えることができます。光は「電磁波」という電気変動と磁気変動の波です。スマートフォンの電波も、レントゲンのX線も、すべて光と同様、「電磁波」の一種です。電磁波について学ぶことは、多くの科学の基礎を学ぶ入口になります。皆さんと電磁波について学び、その最先端の研究テーマの世界をのぞいてみましょう。透明人間が現れるかどうかは、乞うご期待。
第二講:電波で?再生可能エネルギー~電磁波分野の発展途上の研究(2)~
東日本大震災における原発事故を契機に、多くの人々が「再生可能エネルギー」という考え方に注目するようになりました。いろいろな再生可能エネルギーのアイディアがありますが、本フォーラムでは、「電波による再生可能エネルギー」という、少し大胆なアイディアについてお話します。このアイディアは、空想のレベルでは、随分昔から考えられていたものですが、近年、本気で取り組むための準備となるプロジェクトが始まりました。皆さんと、そのアイディアの概要について学び、現在の準備段階の研究動向について追いかけてみたいと思います。