IEEE MTT-S kansai Chapterで行われた「10周年設立記念講演会」にて、当法人の石川代表が講演を行いました。
2017.09.02
2017年9月2日にIEEE MTT-S kansai Chapter(同志社大学今出川キャンパス)で行われた「10周年設立記念講演会」で、代表理事 石川会長、篠原理事等(計4名)が講師としてご出席されました。「関西発のマイクロ波イノベーション」というタイトルでパネル討論会が開かれ、当法人からは、石川会長が『再生可能エネルギーの大規模導入を促進する「次世代電力グリッド網構想」』というタイトルについて講演されました。
講演者
石川 容平 京都大学 特任教授
(一社)海洋インバースダム協会 代表理事 会長(在任期間:2010-2013年)
他三名
講演タイトル
再生可能エネルギーの大規模導入を促進する「次世代電力グリッド網構想」
Title:Conceptual plan of the next generation power grid for scale-up
installations of renewable energy
概要
深刻な気候変動対応に向けたパリ協定が参加175カ国で合意され、2030年のCO2排 出削減目標が提示された。再エネの導入拡大は極めて有効な手段であるが、その不安定性は 最先端の予備電源等などの重複投資を余儀なくする。さらに系統の潮流分布を変化させ、送 電線の追加投資が必須となる。これらは電力コストの上昇に繋がり、産業競争力強化の懸念 材料となる。この課題解決には、大容量蓄電装置の導入と洋上再エネを運ぶ無線電力伝送の 併用が有効である。海洋に構築した蓄電装置は安全性と景観保護に優れ、季節に依存しない 高稼働率が期待できる。この蓄電機能により」同時同量」が緩和され、利用率の高い次世代の電力網構築に繋がる。
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